一人酒の景色 ▲戻る


となりのテーブルで愛を語る二人がいる

場末のラーメン屋、ランチタイムも終わった頃



見たところ、30代の女性と40代の男性

2人とも、あまり裕福そうには見えない



2人でいれば今にいいことあるさ、、、

君ががんばってくれているおかげで

僕も今までがんばってこれた



とかなんとか、そういうふうな事を、男性がボソボソと話す



女性がソッと男性のほうに手を伸ばす


男性は、その手をとり、握り締める

2人はお互いをジッと見つめたまま、そのまま動かない




場末のラーメン屋、ランチタイムも終わった頃



こんなタイミングで、そんな話しを聞けるとは思っていなかった為、少々面食らったが

「がんばれよ!」

と、ひとり心の中で静かに思いながら

会話が聞こえないフリして、餃子をツマミに生ビールを飲み、ラーメンをすする






色々な恋愛は日常的にススムのです





(別の日)


一つ離れたカウンター席で、おっちゃんがうめく

とくに酔っ払っている訳ではなさそうだ


おっちゃんはしばらくして、冷酒と厚焼き玉子を注文した


おっちゃん、今度は頭をさすり、ため息をつく

なぜ、うめくのだろう?ため息をつくのだろう?

仕事で失敗したのか?何かこまってんのか?



声をかけたいけど、こちらはおっちゃん以上に酔っ払っている


酔っ払いが、おっちゃんにからんでいると思われたくないので、

見てみぬフリをして、

ドテ焼きのネギを味噌ダレにからめ、それをツマミに冷酒をチビリ



まぁ、人生色々とあるわいな、おっちゃん!

まぁ、がんばれ!おっちゃん!


と、ひとり心の中で静かに思いながら

手をつけていない、悩めるおっちゃんの注文した

厚焼き玉子をものほしそうに眺めるのだった


まぁツライ日もあるわいな、元気だせ!おっちゃん!





友人たちと飲んでいると、その友人との会話に一生懸命で

まわりの、色んな人たちを感じることができない

一人で飲んでいると、まわりの人たちがよく見える

だから、たまには一人でフラリと酒を飲みにでかける


すると、

自分の人生では経験できない風景が見れる

それが楽しくてやめられない

それが一人酒の景色である


ヾ(゚ω゚)ノ゛<家でドラマ見てるよりおもしろい
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簡単な感想でもプリズ!(^ー^)ノ